ドキュメンタリー『見えない壁・・・』を見て

前回、この番組の紹介記事を書いて録画をしたおいたのですが・・・体調不良でなかなか見られず、時間が経ってしまいました。

この番組は、阿部ひかりさん(仮名23歳)が同じ吃音に悩む人の為の就労支援の活動を追跡したものです。

阿部さんは電話応対に悩んで会社を辞めます。そして福岡から名古屋に引っ越します。

吃音者の為の就労支援をしている名古屋市にあるNPO法人「どーもワーク」と行動を共にする為です。この団体は吃音経験者の歯科医院長が代表を務めてます。

その他、九州大学病院の自らも吃音の菊池医師の診察風景やメガネチェーン店を経営し、吃音者を15人雇っている米澤社長なども出演してます。この方も経験者です。

阿部さんが母校の短大で就労支援のイベントを開催、米澤社長の講演や企業関係者と「就活で吃音の事を言うべきかどうか?」などの話し合いが持たれました。

この部分は、番組の冒頭で女子大生が就職のエントリシートに吃音である旨を記入したところ、一社を除いて断りの連絡が入ったという経験談などもあり、難しいところです。

うつ病などでも就職の際によく「オープンか、クローズか?」という問題が持ち上がりますね。

この番組で感じたのは第三者として無責任に言わせて頂ければ、阿部さんを筆頭に番組内で話していた経験者たちの話し方が多少の違和感がありつつも問題視するほどのものだろうか?という疑問です。

実際に阿部さんが電話応対に悩んでいた事は周りの人たちに理解されなかったそうです。

番組内で当事者の人たちのカラオケの場面も出て来くるのですが、不思議な事に歌っている時は吃音は出ないそうです。その中の一人の方は障害者手帳を所持していて、喋ってみると確かに何を言っているのか分かりませんでした。結局、筆談でコミュニケーションを取っていました。この方のようでしたら、筆談で出来る仕事を企業側に支援をお願いせざるを得ないのかなと思います。

自分で感じる劣等感と周りが感じるもののギャップ、これを縮める事が大事なのではないかと思います。精神疾患の根本は「思い込み」です。気にしなくていい事を気にし過ぎて自滅(症状が強化されて)しまう。そういう部分があると思います。

ある吃音ブログに「どもりはさらせばさらすほど小さくなっていくねんで」というのがありました。「隠せば隠すほど存在感が大きくなるのよ。余計に意識し過ぎて緊張感が増してもっともっと吃りがひどくなるねん。だから隠さんとさらすねん。そやから言うてんねん、堂々と吃れ」この方は経験者です。

良い事言います。

これ、心のメカニズムだから普遍の真理です。パニック障害の発作と同じです。パニック発作なんて存在しません。自律神経の乱れで起きた動悸などを過大評価して慌てるからパニックになるんです。パニックになれば、更に動悸が強くなります。当たり前の事です。順序が逆なんです。

そこに辿り着くのは容易ではありませんけど・・・

開き直りが必要です。

この記事へのコメント