無口な詩人(2)

「夢の器」の編者、天瀬裕康氏(医学博士・作家)の巻末の「解説」から抜粋させて頂きます。 『恵まれた幼年期の環境ではあったが、父、姉、母を失い、学校ではいじめに遭いながらもよき友人に支えられた。しかし、障碍者を思わせる極度の無口と、異様に破綻した運動神経により、精神障害さえも疑われたのであった。』 「異様に破綻した運動神経」は…
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無口な詩人(1)

詩人で小説家の原民喜(1905年11月15日~1951年3月13日)が緘黙症だった可能性が濃いように思います。非常に無口で中学時代の4年間(旧制)、彼の声を聞いた人がいなかったというエピソードがあるそうです。 妻の死後、故郷広島に帰っていた原氏は被爆してしまいます。その体験を基に書いた「夏の花」や「原爆小景」が有名のようです。私は…
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寡黙な詩人(3)

金井氏は聴覚過敏と思われるほど音に敏感のようです。それで何回も騒音トラブルに巻き込まれています。 直接、音を出している隣近所にクレームを入れに行っているのでクレーマー扱いにされていたかも知れません。 犬の鳴き声やピアノの音、直上階の足音、物音はまだしもクーラの音(室外機の事?)にも自分の家の側に設置しないで道路側に設置してくれと…
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寡黙な詩人(2)

『私は旅をほとんどしない。出掛けるのが面倒なのである。旅に必要な手続きや準備が面倒なのである。いや、それよりもゆとりがないからである。時間と費用は都合を付ける事も出来る。気持ちのゆとりがないのである。自分のわずかな生活の条件の中から離れる事が億劫なのである。』 私も旅はしません。私の場合は初めての場所、初めての人、初めての事が苦手…
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寡黙な詩人(1)

明眸社のサイトのコラムに「詩人金井直の思い出」というのがありました。 『彼は非常に寡黙だった。私の家に電話がかかってきて、受話器を取ると「金井です」と一言。その後の沈黙が尋常でなく長い。一体、何の用で電話をくださったのか、分からない程だった。』というのを見付け、早速、淡い期待を胸に図書館から著作を取り寄せました。 金井直(1…
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